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調査地点の選定基準
調査範囲
 調査範囲は、区画選定による誤差をできるだけ小さくするため,可能な限り広い範囲を選定してください。第一回目の調査は,過去の指標漂着物のリセット作業となるため,回収量が多くなることが予想されます。よって調査範囲決定の目安は,一回目の調査で,2時間を超えない範囲とするのが良いでしょう。なおその際には,区間が明確にわかるように陸上構造物等で区間の両端を決めてください。ちなみに鹿児島県吹上浜での定期モニタリング(距離1.6km,幅20m)では,一人で1〜2時間必要です。なお一度決めた区間の変更はできません

海岸条件

  1. 最低調査範囲は100mとする。できれば500m以上が望ましい。
  2. 突堤等の構造物周辺には、漂着物が堆積し易いことを考慮して,海岸中央部に区間を選定すること。
  3. 一級河川,二級河川の河口から十分離れていることが望ましい。
  4. 海岸前面に消波ブロック等の構造物がないこと。
  5. 地元による清掃活動が頻繁に行われていないこと。もし行われていても事前に情報を入手し,清掃活動前に調査ができること
  6. 満潮時にも砂浜が残っていること。

<参考資料>
 下図は,鹿児島県吹上浜での定期モニタリング地点における漂着ごみの水平分布を示したものです。漂着ごみは,河口や浸食による海岸形状,さらには調査品目によって水平分布が異なり,砂浜に均等に散乱していないことがわかります。よって区画調査では,分布の不均一から生じる誤差を防ぐため,できる限り調査範囲を広くすることが望ましい。
参考資料グラフ

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