瀬戸内海研究フォーラム in 山口
投稿日:2023年9月20日
テーマ
瀬戸内海の地域共生と豊かな彩りを目指して
テーマ | 瀬戸内海の地域共生と豊かな彩りを目指して |
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日程 | 2023年8月26日(土)13:00~17:30(18:30~20:00懇親会) 2023年8月27日(日) 9:00~15:10 |
場所 | 山口大学吉田キャンパス 大学会館 大ホール(本会場)、2階 会議室(ポスター掲示会場) 第2学生食堂「きらら」(懇親会会場) |
参加費 | フォーラム:無料 懇親会:一般4,000円、学生2,000円 当日現金払い |
開催形式 | 現地参加(事前申込制) |
参加人数 | 224人 |
要旨集 | 要旨集 |
ポスター賞結果 | 【最優秀賞】 江川 裕基(特定非営利活動法人 クリーンオーシャンアンサンブル) 「小豆島を舞台とした海洋ごみ問題解決への取り組み:クリーンオーシャンアンサンブル」 【優秀賞】 出口 博之(大阪大学大学院 工学研究科) 「流動-水質-波浪カップリングモデルを用いた底層DOに及ぼす波浪の影響解析」 鹿島 千尋 (大阪大学大学院 工学研究科) 「地形改変が瀬戸内海の流動に及ぼす影響の数値解析」 黒木 咲良 (山口大学 工学部社会建設工学科) 「底泥中におけるアマモの積極的な貯留が底質の有機物量に及ぼす影響に関する研究」 |
チラシ | 第30回 瀬戸内海研究フォーラムin 山口 チラシ |
フォーラムの趣旨
2013年の瀬戸内海研究フォーラムin山口では、水質の改善に反比例するような水産業の低迷を受け、文化的背景も含めたこれまでの考え方の総点検の必要性が指摘されました。その後、瀬戸内法に水産資源のための栄養塩管理制度が導入され、美しく、多様な生物が棲み、賑わう、豊かな彩りのある海が目標となりました。その一方で、海洋プラスチックごみや気候変動の影響などの新たな問題が顕在化しています。持続可能な開発目標(SDGs)やカーボンニュートラル達成に向け、地域の資源を生かした循環・共生の実現が求められているのです。
山口県は瀬戸内海の干潟の65%、藻場の36%を占める響灘、周防灘、広島湾、伊予灘に面し、また国内外の海洋プラスチックごみや気候変動の影響を受けやすい位置にあります。本フォーラムでは、地域資源を生かしてそれぞれの立場で瀬戸内海のSDGs達成に寄与していく方法を考えます。
フォーラム内容 8月26日(土)
司会・進行:運営委員長 関根雅彦
【開会式】
(1)挨拶・祝辞
瀬戸内海研究会議 理事長 松田治
瀬戸内海環境保全知事・市長会議 代表幹事 菅範昭(兵庫県環境部長)
環境省水・大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室長 木村正伸
山口県環境生活部長 藤田昭弘
(2)趣旨説明
運営委員長(山口大学大学院 教授) 関根雅彦
【基調講演】
「瀬戸内海における環境政策~きれいで豊かな瀬戸内海の実現に向けて~」
講演者:環境省 水大気環境局 海洋環境課 海域環境管理室長 木村正伸
【第1セッション】
テーマ:生き物を支える干潟・藻場
主 旨:気干潟や藻場は,ともに高い生物多様性を有するだけでなく,生物生産や水質浄化,二酸化炭素の隔離などの重要な生態系サービスを提供する生態系です。私たちは,古くからこれらの生態系で育まれるアサリや海藻類などの水産物を利用してきました。しかし,埋め立てや気候変動などに影響により,干潟と藻場は衰退しつつあるのが現状です。このため,これらの生態系で生き物が育まれる仕組みを解明し,その生産過程に即した適切な利用・保全を行うことが求められています。ここでは,山口県内の干潟・藻場で育まれる魚介類と海藻類に関する研究事例を紹介し,これらの生態系の保全と持続的利用の在り方について議論します。
座長:南條楠土(水産大学校 講師)
(1)重田利拓(水産技術研究所 主任研究員)
干潟の基盤種アサリを食べる魚たち:鍵種クロダイの食性を中心にして
(2)阿部真比古(水産大学校 准教授)
山口県沿岸の藻場とその現状
(3)和田太一 (NPO法人南港ウェットランドグループ 理事) 【Webによるリモート講演】
周防灘の干潟の生物多様性と保全の重要性
【第2セッション(ポスターセッション)】
テーマ:瀬戸内海と周辺地域の環境・経済・社会に関する研究活動報告(ポスター発表)
座 長:宇部工業高等専門学校 教授 杉本憲司
・ポスター概要発表(大学会館大ホール)
・ポスター前説明(大学会館2階会議室
【交流会】
会場:第二学生食堂「きらら」
司会・進行:運営委員(幹事長) 山本浩一
フォーラム内容 8月27日(日)
司会・進行:運営委員長 関根雅彦
【第3セッション】
テーマ:瀬戸内海の最近の環境課題と多角的アプローチ
主 旨:瀬戸内海では大阪湾奥部の赤潮・貧酸素水塊といった栄養塩過剰に基づく問題が発生している一方で播磨灘や備讃瀬戸などの海苔の色落ちといった貧栄養化による問題が同居しており、令和4年に施行した改正瀬戸内海環境保全特別措置法により海域ごとのきめ細やかな栄養塩管理が求められています。さらに近年ではマイクロプラスチックによる汚染が顕在化している問題もあります。これに加えて気候変動対策の場として沿岸域が最近注目を浴びつつあります。瀬戸内海の環境問題および気候変動による影響評価の最新の状況を整理して今後の展開を見通します。
座長:山本浩一(山口大学大学院 教授)
(1)西嶋渉(広島大学 教授
気候変動がもたらす瀬戸内海の変化
(2)日向博文(愛媛大学 教授)
別府湾海底に堆積するマイクロプラスチック量 − 75年間の変遷 −
(3)杉本憲司(宇部工業高等専門学校 教授
瀬戸内海におけるブルーカーボン
【第4セッション】
テーマ:人々のくらし・里海のこれまでとこれから
主 旨:沿岸開発や護岸整備などで昔よりも遠い存在となった「海」ですが、私たちのくらしや営みを支えるかけがえのない場所です。利用と保全の調和により、持続可能な「里海」を繋いでいくため、人と海、地域と協調した取り組みについて、行政、民間団体、企業から紹介いただき、地域共生と彩り豊かな瀬戸内海のこれからを考えます。
座長:元永直耕(山口県環境保健センター 専門研究員)
(1)柿薗博美(山口県自然保護課 主任技師)/ 元永直耕(山口県環境保健センター 専門研究員)
椹野川河口干潟における里海再生の取組
(2)藪博昭(ひかりエコメイト 会長)
海辺の市民活動
(3)山本雄万(ウニノミクス㈱ 事業開発・渉外責任者)
ウニ畜養ビジネスを通じた漁業者も地域も潤う磯焼け対策―山口と大分での実績を踏まえて―
【総括・ポスター賞表彰式・閉会】
・総 括 運営委員長 関根雅彦
・ポスター賞の発表 運営委員(ポスターセッション座長)杉本 憲司
・閉会あいさつ 瀬戸内海研究会議 副理事長 駒井幸雄
ポスター発表募集 ※募集は終了いたしました
フォーラムでは、「瀬戸内海の地域共生と豊かな彩りを目指して」をテーマとしたポスター発表の機会を設けています。学生や社会人、年齢や所属を問わず、ぜひご応募ください。ポスター発表の詳細については、上記の資料をダウンロードの上、ご確認ください。
申込方法 | 終了いたしました 【Googleフォーム】 下記URLまたはQRコードより申込ください URL https://forms.gle/qb5sszny2K3LQzaW9 【E-mail】 下記事項を明記の上、web@seto.or.jpに送信ください 1.氏 名 / ふりがな 2.所属名 3.参加日[ 8/26 ・懇親会(8/26 18:30-20:00)・ 8/27 ] 4.連絡先[ メールアドレス ] 5.所属先またはお住まいの都道府県名 |
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申込期限 | 2023年8月18日(金) |
備考 | 懇親会費は、当日、フォーラム会場受付にて徴収。 |
ポスター発表関連 資料 |
ポスター発表募集は終了いたしました |
関係機関
- 主催
- 特定非営利活動法人 瀬戸内海研究会議
- 共催
- 瀬戸内海環境保全知事・市長会議、瀬戸内海水環境研会議、(公社)日本水環境学会 中国・四国支部
- 協賛
- (公社)瀬戸内海環境保全協会
- 後援
- 環境省、山口県、山口市、山口大学、全国環境研協議会 中国・四国支部
運営委員会
- 運営委員長
- 関根 雅彦 山口大学大学院創成科学研究科
- 幹事長
- 山本 浩一 山口大学大学院創成科学研究科
- 運営委員
-
杉本 憲司 宇部工業高等専門学校
南條 楠土 水産大学校
調 恒明 山口県環境保健センター
大堀 智弘 山口県環境生活部環境政策課