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設立趣旨

瀬戸内海研究会議の目的と設立

瀬戸内海の環境は、その沿岸の人間活動によって広い範囲で影響を受けやすく、かつ その環境問題の要因は多岐にわたっている。その解決には大変な困難が伴うということから、かかる諸問題を解決するためには、自然科学はもとより、人文・社会科学をも含むあらゆる学問分野からの結集が必要との観点にたって、瀬戸内海の総合的な環境の保全と適正な利用に資するため、研究及び知識の普及を図ることを目的として、「瀬戸内海研究会議」が1992年3月に設立された。
さらに、国内外の先進事例等の情報発信や技術の交流を通じて、研究者、住民、行政、事業者等の多様な主体が連携し、自然の営みと人の営みが融合した美しく豊かな瀬戸内海の実現をめざし、2013年4月1日に特定非営利活動法人として新たに出発した。

瀬戸内海研究会議の事業活動の基本方針

  1. 本研究会議は、自然科学はもとより社会科学、人文科学等を含めた学際的な集団であり、また、学・産・官・民の研究者等の集合体でもあるので、会員の研究発表及び会員相互の情報交換の場として組織の充実を図る。
  2. フォーラムやワークショップを開催するなど、調査・研究の成果及びその他の関連情報(環境保全・創造をはじめ、地域づくりや観光・産業の振興等を含む。)の交換と普及を図る。
  3. 瀬戸内海の環境の保全と適正な利用について研究し、必要な提言を行う。
  4. 国、地方公共団体等が行う瀬戸内海に関する調査・研究に協力するとともに、助成財団等からの調査・研究助成の獲得に努める。
  5. (公財)国際エメックスセンターが行う世界の閉鎖性海域環境保全活動への参加、協力を行うともに、関係団体と交流し、学際的な情報と技術の交流を図る。
  6. (公社)瀬戸内海環境保全協会が実施する調査・研究・教育及び普及啓発に係る各種事業に対して、必要な助言及び支援を行う。