平成30年度瀬戸内海の環境保全・創造研究ワークショップ
投稿日:2018年4月24日
テーマ
栄養塩濃度の管理によるCODへの影響
テーマ | 栄養塩濃度の管理によるCODへの影響 |
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日時 | 平成30年12月18日(火)13:30~16:30 |
会場 | ラッセホール リリー(神戸市中央区中山手通4-10-8) |
主催 | 特定非営利活動法人瀬戸内海研究会議 |
後援 | 瀬戸内海環境保全知事・市長会議、ひょうご環境保全連絡会、公益社団法人瀬戸内海環境保全協会 |
参加者 | 93名 |
資料 | ワークショップちらし |
趣旨
特定非営利活動法人瀬戸内海研究会議は産・学・官・民の研究者等により構成され、瀬戸内海の環境保全と適正利用について研究と提言を行っています。
瀬戸内海では、海域によって、窒素、リンの濃度が低下し、栄養塩類の適切な濃度レベルの管理(下水処理施設における管理運転を含む)が課題の一つとなっていますが、その一方で、瀬戸内海のCODは横ばい、あるいは微増の傾向が見られ、環境基準の達成率は77%に留まっています。
こうした現状にあって、下水処理施設における管理運転やダムからの放流等により窒素、リンが供給された場合には、CODが上昇し、環境基準の達成率が低下するのではないかという懸念も出されており、栄養塩類の適切な濃度管理による当該海域のCODへの影響について研究する必要があります。
また、外洋水等のCOD、窒素及びリンの濃度データを活用して、大阪湾から外洋に至る範囲を対象としたシミュレーションを実施することで、外洋水が瀬戸内海のCODに影響する要因を科学的に明らかにすることが求められています。
今回のワークショップでは、特定非営利活動法人瀬戸内海研究会議が瀬戸内海環境保全知事・市長会議(議長:兵庫県知事)から委託を受け、これらの課題について平成29年度から2年間研究を行ってきた結果を発表します。
内容
(1) 開会あいさつ(柳理事長)
(2) 研究の趣旨、実施体制(多田副理事長兼企画委員長)
(3) 研究発表
小課題1「瀬戸内海における環境基準達成と栄養塩管理に関する研究」
・概要説明 福岡県保健環境研究所 専門研究員 熊谷 博史
・公募研究テーマ
① 季別運転を行う下水処理場の放流水に含まれる栄養塩類の動態と放流先海域における栄養塩類及びCODへの影響
福岡県保健環境研究所 主任技師 柏原 学
② 播磨灘の海水中の形態別CNP比とシミュレーションモデルによる効果的な栄養塩供給の探索
③公益財団法人ひょうご環境創造協会兵庫県環境研究センター 主任研究員 鈴木 元治
小課題2「外洋水が大阪湾のCODに及ぼす研究」
・概要説明 大阪工業大学工学部 特任教授 駒井幸雄
・公募研究テーマ
実測およびシミュレーションによる外洋水のCODが大阪湾のCODに与える影響の
(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所 主任研究員 矢吹 芳教
(4) 総合討論(コーディネーター:多田 邦尚)
(5) 閉会あいさつ(神田 泰宏 特定非営利活動法人瀬戸内海研究会議 副理事長)