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平成26年度瀬戸内海の環境保全・創造研究ワークショップ

投稿日:2015年2月4日

テーマ
瀬戸内法の改正と瀬戸内海の未来

テーマ 瀬戸内法の改正と瀬戸内海の未来
日時 平成26年12月8日(月)
13:30~17:20
会場 三宮研修センター
主催 特定非営利活動法人瀬戸内海研究会議
後援 環境省、瀬戸内海環境保全知事・市長会議、ひょうご環境保全連絡会、公益社団法人瀬戸内海環境保全協会
参加者 77名
資料 H26ワークショップ結果概要

趣旨

今回のワークショップは、先の臨時国会で参議院に提出されていた瀬戸内海環境保全特別措置法(以下、「瀬戸内法」と表記。)の改正案成立を見込み、「瀬戸内法の改正と瀬戸内海の未来」と題して企画したが、衆議院が解散となったため、廃案となってしまった。ただ、自民党、公明党、民主党の賛成は得られているとのことなので、次の通常国会に再提出され、可決されると思われる。
環境省の根木室長よりご報告いただくが、法改正の前に、現在の瀬戸内法に基づく瀬戸内海環境保全基本計画(以下。「基本計画」と表記。)の見直しについて、中央環境審議会にて議論されてきた。来年、閣議決定された後、次に府県計画の策定となる。これまでの瀬戸内法の基本は、COD、全窒素、全りんに係る水質総量削減と埋立の抑制であった。しかし、基本計画改正案では、第一に生物の生息環境の整備が、第四に持続可能な水産資源の利用・確保が位置づけられたことは大きな変更である。これは瀬戸内法の改正案とも内容が重なっており、瀬戸内海の環境保全政策は、来年から大きく舵を切ることになる。
この内容に関連して、岡市氏からは、瀬戸内海の過去を振り返りつつ、現在そして未来にどうつなげるか、荏原氏からは、瀬戸内海研究会議でも検討を行った改正法案の内容について、井原氏からは、観光という視点から、都市の方をどのように瀬戸内海に惹きつけるか、持続可能な形で行うかという考察をご講演いただく。
講演終了後には、4名の講師と多田氏による総合討論を行い、瀬戸内海の環境政策に我々がどう参画していくかという問題をご議論いただきたいと考えている。

参加者席の様子
会場全体の様子
開会挨拶(柳哲雄 瀬戸内海研究会議理事長)
講演(根木桂三 環境省閉鎖性海域対策室長)
講演(岡市友利 香川大学名誉教授)
講演(荏原明則 関西学院大学教授)
講演(井原縁 奈良県立大学准教授)
総合討論