瀬戸内海研究フォーラム in 和歌山
投稿日:2022年5月17日
テーマ
今再び、瀬戸内海から、我ら共有の“未来”を考える
テーマ | 今再び、瀬戸内海から、我ら共有の“未来”を考える |
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日程 | 2022年8月18日(木)13:00~17:30 (18:30~19:30交流会(情報・意見交換会)) 2022年8月19日(金)9:00~15:10 |
場所 | 和歌山県民文化会館 小ホール(本会場)、中展示室(ポスター掲示会場) 6階特別会議室(交流会) |
参加人数 | 195人 |
開催形式 | 現地参加(事前申込制) |
資 料 |
要旨集 ポスター最優秀賞(中國 正寿 香川大学 農学部) ポスター優秀賞(秋永拓弥 岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ポスター優秀賞 (吉田真子 近畿大学大学院システム工学研究科) ポスター優秀賞 (安達智哉 大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻) |
チラシ | ダウンロード |
フォーラムの趣旨
現在、世界は2030年に向けて掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)という国際的な到達点を目指し歩みを進めています。2022年の瀬戸内海研究フォーラムin和歌山では、今再び瀬戸内海から、私たちに共有される持続可能な「未来」を考えます。環境の状況は変化し、気候変動に代表される将来の危機が顕在化する一方で、バイオプラスチックやAI活用などの新たな取り組みも生まれつつあります。海洋プラスチックや温暖化の問題を含めて、私たちが今後未来に向けて備えるべき瀬戸内海の危機について、またこれらに対応すべくさらにどのような取り組みが求められるのかについて、和歌山や関連する地域から、未来に向けて自然科学、人文・社会科学を含む様々な智慧を交流し、知のプラットフォームの一助となることをめざします。
フォーラム内容 8月18日(木)
司会・進行:運営委員長 吉田登
【開会式】
(1)挨拶・祝辞
瀬戸内海研究会議理事長 日高健
瀬戸内海環境保全知事・市長会議代表幹事(兵庫県環境部長) 菅範昭
和歌山県環境生活部長 生駒享
(2)趣旨説明
運営委員長(和歌山大学システム工学部教授) 吉田登
【基調講演】
「瀬戸内海における環境政策 ~きれいで豊かな瀬戸内海の実現に向けて~」
講演者:環境省水大気環境局閉鎖性海域対策室 室長 木村正伸
【第1セッション】
テーマ:藻場の今と未来
主 旨:気候変動に伴う瀬戸内海の沿岸生態系への影響については、これまで様々な知見が積み上げられ、これをもとに適応策に関する議論が進められているところである。本セッションではその象徴としての藻場に着目する。和歌山の藻場に着目しての水温上昇や植食魚の活動による影響の現状と将来をふまえた対応、またドローンや衛星画像を活用した広域藻場モニタリング手法の開発、横浜でのブルーカーボンの社会実装の取組みや今後の動向などから藻場保全活用の将来について論じた。
座 長:和歌山大学システム工学部教授 井伊博行
(1)和歌山県の藻場について
和歌山県水産試験場企画情報部部長 諏訪剛
(2)広域的なモニタリング手法による藻場分布の把握
水産研究・教育機構水産技術研究所水産工学部研究員 佐藤允昭 [リモート講演]
(3)横浜ブルーカーボンの社会実装とこれから(JBEのアクション)
ジャパンブルーエコノミー(JBE)技術研究組合理事 信時正人
【第2セッション(ポスターセッション)】
テーマ:瀬戸内海と周辺地域の環境・経済・社会に関する研究・活動報告(ポスター発表)
座 長:和歌山大学システム工学部教授 江種伸之
・ポスター概要発表(小ホール)
・ポスター前説明(中展示室[1階])
【交流会】
・司会・進行:運営委員(幹事長) 山本祐吾
・祝辞 和歌山市 環境部 環境政策課長 斉藤美仁
フォーラム内容 8月19日(金)
司会・進行:運営委員長 吉田登
【第3セッション】
テーマ:海洋プラスチックごみの今と未来
主 旨:本年4月、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が施行された。和歌山県でも海洋プラスチック問題などを背景に2021年4月にごみ散乱防止条例を施行し、SDGsにも対応してプラスチックごみの問題に取り組んでいる。本セッションでは顕在化する危機として海洋プラスチックに着目する。和歌山での漂流プラスチックごみの調査、ICT等を用いたマイクロプラスチックの調査、生分解性バイオポリマーの技術動向などから海洋プラスチックごみ対応の将来を論じた。
座 長:和歌山大学システム工学部准教授 山本祐吾
(1)海洋ごみガバナンスへの挑戦:無人島・友ヶ島から
大阪公立大学/一般社団法人加太・友ヶ島環境戦略研究会KATIES 准教授 千葉知世
(2)マイクロプラスチック等の流出実態調査及び問題解決への挑戦
株式会社/一般社団法人ピリカ 研究員 土村萌
(3)海洋生分解性を有するカネカ生分解性バイオポリマーGreen Planet
株式会社カネカ Global Open Innovation企画部 幹部職 福田竜司
【第4セッション】
テーマ:環境教育と地域づくりの今と未来
主 旨:瀬戸内海の保全は、里山から里海を含めてそこに暮らす人々のなりわいとの関わりが不可欠である。行動経済学にもとづくナッジなど行動インサイトの活用、グローバル化が進む中でも地域固有の環境の価値を再認識し市場を介して流通するローカル認証のしくみや、リモート社会の中で情報ネットワークを活かした環境教育も試みられている。本セッションでは、和歌山での新たな環境教育の取組み事例などをもとに瀬戸内海保全に関連する環境教育やまちづくりの将来を展望した。
座 長:和歌山大学観光学部准教授 永瀬節治
(1)ナッジを活用した環境保全 ~グリーンナッジの考え方と事例紹介~
ポリシーナッジデザイン合同会社代表 植竹香織 [リモート講演]
(2)ローカル認証~地域が創る流通の仕組み
鳥取大学地域学部 准教授 大元鈴子 [リモート講演]
(3)リモート学習教材を活用した海洋環境教育 ~「うみわかまもる」プロジェクト~
NPO法人わかやま環境ネットワーク/一般社団法人加太・友ヶ島環境戦略研究会KATIES
理事 平井研
【総括・ポスター賞表彰式・閉会】
・総括 運営委員長 吉田登
・ポスター賞の発表 瀬戸内海研究会議理事長 日高健
・閉会あいさつ 瀬戸内海研究会議副理事長 駒井幸雄
ポスター発表募集 ※募集は終了いたしました
フォーラムでは、「今再び、瀬戸内海から、我ら共有の“未来”を考える」をテーマとしたポスター発表の機会を設けています。学生や社会人、年齢や所属を問わず、ぜひご応募ください。ポスター発表の詳細については、下記の資料をダウンロードの上、ご確認ください。
申込方法 |
終了いたしました Googleフォーム:https://forms.gle/4zcYwjPSZJLdfAJ47 【E-mail】下記事項を明記の上、web@seto.or.jpに送信ください。 1.氏 名 /ふりがな 2.所属名 3.参加日[ 8/18・交流会(8/18 18:30-19:30)・ 8/19 ] 4.連絡先[ メールアドレス または Fax番号 ] 5.所属先またはお住まいの都道府県名 |
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申込期限 | 2022年8月15日(月) |
ポスター発表関連資料 |
ポスター発表募集は終了いたしました ・ポスター発表リスト |
関係機関
- 主催
- 特定非営利活動法人 瀬戸内海研究会議
- 共催
- 瀬戸内海環境保全知事・市長会議
- 協賛
- (公社)瀬戸内海環境保全協会
- 後援
- 環境省、和歌山県、和歌山市、和歌山県教育委員会、和歌山市教育委員会、国立大学法人和歌山大学
運営委員会
- 運営委員長
- 吉田 登 和歌山大学システム工学部教授
- 幹事長
- 山本 祐吾 和歌山大学システム工学部准教授
- 運営委員
-
井伊 博行 和歌山大学システム工学部教授
江種 伸之 和歌山大学システム工学部教授
永瀬 節治 和歌山大学観光学部准教授
野中 卓 和歌山県環境管理課班長
岩橋 香純 和歌山市環境政策課副主任