● 趣 旨
大阪湾は、海辺に親しむ機会と場が極端に減少し、それと同時に、海辺を知り、それを次世代に伝える人たちもいなくなるなど、目の前に海はあっても触れることのできない“近くて遠い大阪湾”となってしまいました。本事業は、次世代を担う地域の子供たちに、海の大切さや海の恵みを知ってもらい、自分たちの海としてその環境を守り、恵みを享受されている意識醸成を図ることを目的とし、絵本の作成およびその語り伝えを行います。
● 内 容
前年度の「アマモ」を題材とした絵本作成に引き続き、「海苔」を題材とした絵本作成と読み聞かせを行うことで、子どもたちが地元の文化の素晴らしさを知ると共に、漁業と環境保全の大切さを学びます。
- 絵本の作成
漁業者・小学校と連携して、西鳥取の海苔養殖と環境について、実際の海苔を用いた“海藻おしば”と“イラスト”、“文章”で構成された絵本を作成する。
- 海苔の体験
西鳥取小学校の生徒たちを対象に、専門家を招いて海苔が育つ環境について学ぶと共に、海苔の摘み取り体験を行う。
- 読み聞かせ
西鳥取小学校の生徒たちを対象とした読み聞かせ会を開催し、海苔漁場がある波有手の海の素晴らしさと、その環境の大切さを伝えていく。