- 活動名称
- フィールド講座「川の自然と生き物を調べよう」(香川県)
- 団体名称
- 特定非営利活動法人みんなでつくる自然史博物館・香川
- 連絡先
- 〒760-0008
香川県高松市中野町23番2号
TEL:087-813-4933
FAX:087-813-4933
Email:minnadetsukuru@lime.plala.or.jp
- URL
- http://www.kcmnh.org
活動の概要
● 趣 旨
香川県には河川が少なく、川の自然と触れ合う機会は多くない。そこで、高松市塩江町の香東川支流の一つである小出川にて、川に生きる生き物や水質を調べることを通じて、川の自然を体験し、河川環境のおかれた現状などを参加者と一緒に考える。
● 内 容
観察会の趣旨の説明や注意事項、水生生物の採集方法を説明した後、小出川にて水生生物の採集を行った。その後、屋内の観察場所に移動し、水生生物の分類の資料や容器、ピンセット等を配布し、採集した生物をグループや種毎に分別容器に分け、それらを双眼実体顕微鏡やルーペを用いて観察した。最後に、採集結果を基にした小出川上流の水質や環境の評価や川の恵みの大切さについて、講師に説明いただいた。
● 実施日
平成27年9月26日(土)
● 実施場所
集合場所:大滝山県民いこいの森
開催場所:川の生き物の採集場所:小出川
観察場所:大滝山県民いこいの森 講堂(旧東山小学校)
(香川県高松市塩江町)
● 実施結果と成果定員30名に対して、34名に御参加いただいた。参加者は計16組で、その内訳は、大人:18名、高校生:5名、小学生:8名、幼稚園児:3名であった。採集・観察できた水生生物は、プラナリア、サワガニ、淡水魚(トウヨシノボリ)、水生昆虫の(ヘビトンボ類の幼虫、ムカシトンボ・ミルンヤンマ・クロサナエ・ヒメサナエの幼虫、ドロムシの一種、トビケラ類、カワゲラ類、カゲロウ類、シマアメンボ成虫・幼虫などであった。それぞれの種やグループの体の構造(各部の名称やエラの位置など)や、生態系で果たす役割(食性など)や生息環境(水質など)に関する説明を行った。これらの体験や観察の後に、まとめを行った。豊かな森があってこそ、そこから流れ出る川の生態系が豊かになり、続いて流れ出た海も水産資源が豊かになり、それらの恵みをいただいて人は生きていける事を御理解いただけた。
(助成額:7万円)