● 趣 旨
子供をビーチで思いきり遊ばせたい、と思っていても、生活ごみの多い瀬戸内海沿岸ではままならないことが多い。本事業では「香川の浜辺をはだしで遊べる砂浜に」を目標として、香川県沿岸、島嶼部の清掃活動を行う。併せて自然体験活動を通して海を身近に感じ、海辺に出かけ、環境を考えるきっかけづくりを行う。
● 内 容
- @香川県三豊市大蔦島で開催した「瀬戸内DAYOUT2015」において、ビーチクリーンアップと海ごみや流木を用いたアート教室を行った。(6/6)
- A「香川の海をはだしで遊ぼう!父母ヶ浜クリーンアップ大作戦!!」香川県三豊市の父母ヶ浜のクリーンアップと裸足ランニング教室を行った。(3/27)
● 実施日
@平成27年6月6日(土)、A平成28年3月27日(日)
● 実施場所
@香川県三豊市仁尾町 大蔦島(蔦島公園)
A香川県三豊市仁尾町 父母ヶ浜
(香川県三豊市)
● 実施結果と成果
@の「瀬戸内DAYOUT2015」は、無人島でのアウトドア・イベントだが、その開会プログラムとして、参加者とスタッフでメインビーチの清掃を行った。ビーチクリーンアップにつづくアート教室では清掃時にクラフト用に別途集めた流木や自然素材、海ごみを用い、アーティスト指導の下、作品作りを行った。イベント全体として約300名の参加があり、内クリーンアップには50名、アート教室には20名の参加があった。
Aの「香川の海をはだしで遊ぼう!父母ヶ浜クリーンアップ大作戦!!」では、International Coastal Cleanup(ICC)所定のデータカードにごみの種別、数などを記録し、ごみを集めるだけでなく、何がどのくらいあるのかを客観視し、海ごみの原因や地域性を考える機会とした。後半は裸足ランニング教室を行い、裸足で動物の動きをしながらビーチを走り回った。親子連れを中心に38名の参加があり、環境美化とともに、裸足であそ遊ぶ事のできる環境の尊さ・面白さを体感した。併せて(一社)JEANから借り受けた移動式教材「漂着物トランク・ミュージアム」の展示を行った。@A共通して、浜辺の環境美化とともに、専門家の解説や自然の中での遊びを通じて、瀬戸内の身近な環境問題である海ごみ問題について、遊び心を持ちながら関心を引き出すことができた。@A共に地元メディア(新聞、FMラジオ、ケーブルテレビ)への露出もあったため、本事業を広く知ってもらえることにもなった。
(助成額:33万円)