活動の概要

● 趣　旨
瀬戸内海の良好な景観や環境保全等の観点から、沿岸の各地域から海域へ流入する多種多様な海ゴミの発生抑制に係る体験型環境学習会を県内の小学生を対象として開催しました
● 内　容

高松市男木町・東瀬戸漁業協同組合所属漁師の底引き網漁を視察・見学し、海底ゴミと漂流ゴミの実態を学習致しました。
高松市男木町,大井海水浴場に於いて、漂着ごみ一斉清掃と国際基準の「ＩＣＣ（国際海岸クリーンアップ）調査」を体験し、海ゴミの総合的な実態を学習致しました。
高松市男木町、男木コミュニティセンター会議室に於いて、海ごみの諸問題に取組まれている「みずしま財団」の講師を招聘し、海ごみ問題の総合的座学学習を開催致しました。

● 実施日
平成27年10月28日（水）　

● 実施場所
香川県高松市男木町・高松市沖男木島周辺備讃瀬戸海域及び男木島島内 ● 実施結果と成果
参加者：香川大学教育学部付属高松小学校
参加人数：３０名（１年生～６年生各学年５名）
県内の小中学校単位数校に募集の案内をさせて頂いた結果、同校独特の縦割り授業での校外学習合宿２日間（１泊２日：宿泊＝小豆島町ふるさと村）コースの１日目の授業に上記学習会を組み入れて頂く事が出来ました。
成果としまして、まずは、海に関心を持ってもらうことが、大きな一歩でした。実際に、海の中・海岸の状況を見て、漁師さんに話を聞き、環境学習会に参加することで、知るだけではなく、知ったことを家族や友達に伝えてもらうこと。また、ごみの発生を少なくすることで、海ごみも減ること、使い捨てでなく、繰り返して使えるものを選ぶなど、日々の生活の中でできることを考えて、実践してもらい、参加者一人ひとりの行動が、社会の仕組みを変えていくことに繋げてもらうことを伝えられたと確信致しました。

（助成額：24万円）

● 今後の活動（予定）
弊会が平成２１年度より取組んでおります「海底ごみ目に見える化計画」及び「故郷の海レスキュー隊計画」での、海ごみ発生・排出抑制のための啓蒙、啓発活動（不連続の連続活動）の一環として、今回も申請させていただいた次第でございます。
今後も、継続した同様な環境啓発活動に多くの子供達に、草の根活動としてご参加頂き、故郷の海の抱える現状を知ってもらい、海ごみの排出抑制に向けた意識改革が期待ができると確信するものです。