- 団体名称
- 特定非営利活動法人 大阪湾沿岸域環境創造研究センター
- 連絡先
- 〒556-0021
大阪市浪速区幸町3−1−10 日本ミクニヤ(株)内
TEL:06-6568-3928
FAX:06-6561-3929
Email:iwai@mikuniya.co.jp
活動の概要
● 趣 旨
大阪湾は、海辺に親しむ機会と場が極端に減少し、それと同時に、海辺を知り、それを次世代に伝える人たちもいなくなるなど、目の前に海はあっても触れることのできない“近くて遠い大阪湾”となってしまいました。本事業は、次世代を担う地域の子供たちに、海の大切さや海の恵みを知ってもらい、自分たちの海としてその環境を守り、恵みを享受されている意識醸成を図ることを目的とし、絵本の作成およびその語り伝えを行います。
● 内 容
西鳥取のアマモ場では、地元漁業者と地域の小学校が連携して5年前よりアマモの保全活動を行っている。本活動は、これらの活動を踏まえ、地域の象徴となる「アマモ」を題材とした絵本を地域の方々と作成し、これを教材とした読み聞かせを行う。
・絵本の作成:漁業者・小学校と連携して、西鳥取のアマモの一年を、実際のアマモを用いた“海藻おしば”と“イラスト”、“文章”で構成された絵本を作成する。
・アマモ場観察会:アマモ場の生き物などの観察会を実施。専門家を招き生き物とアマモ場の重要性についての勉強会を開催する。
・読み聞かせ:西鳥取小学校の生徒たちを対象とした読み聞かせ会を開催し、アマモ場のある西鳥取の海の素晴らしさと、その環境の大切さを伝えていく。
・周辺地域への還元:作成した絵本を地域の図書館や学校に配布し、周辺地域の読み聞かせ活動に活用してもらう。
● 実施日
- 絵本作成(打合せ)
平成26年9月6日、11月26日、12月7日
平成27年1月10日、2月20日
- アマモ観察会
平成26年6月27日
- 読み聞かせ
平成27年3月18日・19日
● 実施場所
大阪府阪南市西鳥取
● 実施結果と成果
- 絵本作成は、平成26年6月より海藻おしばの作成を開始し、5回打合せを行い作成した。
- アマモ場観察会は、平成26年6月27日に、西鳥取地先の自生アマモ場でアマモ花枝採取および観察会を行った。参加者は、西鳥取小学校3年生26名、引率先生3名、漁業者1名、スタッフ10名で、講師として大阪湾見守りネットの亀井あずさ氏を招いて行った。
- 読み聞かせは、平成27年3月23日・24日に西鳥取小学校の2年生2学級、3年生1学級で行った。なお、作成した絵本は、西鳥取小学校、阪南市へ配布し、更には周辺の児童館にも配布する予定である。
(助成額:27万円)