- 活動名称
- 新しい武庫川の環境づくりと体験学習の実施 (兵庫県)
- 団体名称
- 武庫川づくりと流域連携を進める会
- 連絡先
- 〒665-0061
宝塚市仁川北3丁目7-14-502
TEL:0797-81-2782
FAX:0797-51-1043
Email:yoshidahr@nifty.com
- URL
- http://2011muko.jimdo.com
活動の概要
● 趣 旨
武庫川に河川整備計画が策定され、河川行政は今年度から住民の参画と協働による新たな武庫川づくりを開始した。それと並行して子どもから大人、学校から企業に至るあらゆる流域住民による武庫川の環境づくりにむけて、まずは武庫川の魅力を知り、危険に対する意識啓蒙をめざして、自然観察会や川歩きによる環境学習と癒しの武庫川体験のイベントを開催した。
● 内 容
@武庫川自然観察会の実施…3回、A武庫川一斉水質調査…春・秋2回、B武庫川探訪…5回、C福祉の里川づくり〜武庫川へそカーニバル…2回
● 実施日
次項実施場所参照
● 実施場所
(兵庫県 篠山・神戸・三田・西宮・宝塚・伊丹・尼崎市)
@武庫川自然観察会…4月15日三田市有馬富士公園、9月2日篠山市草野、10月28日神戸市北区道場・中止、2月17日西宮市仁川合流点、A武庫川一斉水質調査…6月3日・11月11日全流域30箇所7市、B武庫川探訪…4月1日三田市藍本、6月17日三田市、8月19日篠山市藍本、10月14日篠山市龍蔵寺、1月20日神戸市北区道場、C福祉の里川づくり〜武庫川へそカーニバル…5月26日・10月21日宝塚市美幸町付近河川敷
● 実施結果と成果
自然観察会では、春の有馬富士公園の福島大池では植物から昆虫、鳥類、水生生物まで生物全般について、秋の篠山草野付近では主に水生生物について、冬の仁川合流点では主に鳥類について観察し、武庫川の上流から下流、支流にいたる環境には、非常に多くの貴重種が棲み、植物が繁茂していることを学習することができた。生きもの発見時の感激にリピーターが増加している。また、流域一斉水質調査では、武庫川の水は環境基準を満たしていることが判明したが、水質はきれいでも界面活性剤のアワなどが局所的に結構存在することも把握できた。武庫川の景観調査も同時に行っており、調査時に遭遇するハイキングや散歩の人々からは水質に対する質問があるなど、武庫川に興味を示してもらえるなど、環境啓蒙活動としての成果も得られた。武庫川探訪については、武庫川の上流から下流までを分割して川歩きすることによって、流域によって移り変わる武庫川の魅力と特徴を体感するとともに、危険の把握も啓蒙することができた。一気通貫でのリピーターも増加している。福祉の里川づくりでは、下流武庫川の福祉施設が集積する特定のスポットを「武庫川のへそ」とし、河川敷活用による癒し空間の体験イベントを行った。施設で生活するチャレンジドたちの河川環境による癒し効果で生き生きする姿をみることができた。
(助成額:25万円)