● 実施結果と成果
塗り絵の対象となる生物は当初30種程度を想定していたが、大阪湾と定義できるエリアで精査していく中、50種は必要であると判明。結果、B5サイズ紙面では掲載が不可能であると判断、A4にリサイズすることとなった。当然、紙面構成・組版の作業も印刷製本費用も比して高くなるところを、当団体に理解ある同フロアの制作会社の厚意により値引き交渉にも応諾して頂いたが若干の経費増が発生し、当団体有志が出資した。
印刷出稿まで、上記の事由も関係して2ヶ月程延びたが、3月の事業完了までに完成し、配布依頼先へ予定数を無事に委託。大阪の海遊館・大阪コミュニケーションアート専門学校に趣旨に沿った形で活用を依頼すると共に、海洋生物や生態系を学ぶ場、研究機関で特に小中学生に門戸を開いている施設・機関へも委託することができた。例として、京都大学フィールド研究所・琵琶湖博物館・天王寺動物園・王子動物園など近隣の施設と、エリアは異なるが、当団体の事業や活動を支援し協力体制を整えている東京大学・静岡大学・岐阜大学等の、小中学生向けのワークショップやイベントも行う学部・学科・指導者、大阪自然保全協会や大阪工業大学など地域と連携した自然啓蒙活動に積極的な団体や研究者へも「教育副資材」として印刷数の内1,500部を配布。残数は当団体の新年度からの環境学習イベントやワークショップで直接、地元の小学生たちに手配りし、大阪湾の生物多様性を知ってもらう機会作りに大いに役立つことを主題に、4月の当団体・総会及び理事会で、残数を活用した継続事業として決定(内定)する。
(助成額:30万円)