● 実施結果と成果
松山港の九十九島は松が亭亭と茂る美しい島でしたが、西日本に蔓延した松枯れで松が全滅しました。島を昔の姿に戻そう。10年前、小学生が大人の助けを借りて松を植えました。植えて4年目の6-7月に下刈り。炎天下の作業でダウン。それ以来放任したので、篠竹、ヨシタケ、雑木が茂り、松が隠れて見苦しくなっています。
今度は厳冬期に作業しました。元気な19人が2隻の漁船と1艘のボートに分乗。草刈機、チェンソー、数本のロープ束等を積込み、10人がロープを伝って島に上陸。草刈機で篠竹、ヨシタケを刈り払い、チェンソーで枯れ松、雑木を伐採し、松の下枝を落としました。松枝や雑木は有用木質資源として持ち帰り、チップ製造会社がバイオマスに利用。松枯れは現在も多発中。幹直径10cm以上の松19本に高価な松枯れ防除剤「松ガード」を注入しました。当分は大丈夫。しかし「松ガード」の効力発揮期間は3-4年です。
白石ノ鼻の巨石群に、春分秋分や夏至冬至に限って太陽の光が通る透き間があります。
「古代遺跡では?」との巨石群調査委員会の研究が脚光を浴び、訪れる人が増えています。しかし、海岸には漂着ゴミ、砂浜には不法投棄ゴミが沢山あり、来観者に不評です。町おこしの一環として、人々を沢山集めて海岸清掃を行う。これを毎年実行して来ました。今年は、高浜地区広報委員会で海岸の汚れを紹介し、チラシを校区全域に町内回覧して頂き、参加者を募集しました。6月の活動には81人の参加があり、集まったゴミ袋は174。他にもドラム缶、テレビ、オーディオ、コンロ、流し台、布団、スプリングマット等々。2月の活動では、埋没ゴミの片付けに行政が手伝ってくれました。
(助成額:24.1万円)