- 活動名称
- 第9回香川自然博物館:パンフレット(浜辺のミュージアム・みんなおいで有明浜へ)作成
(香川県)
- 団体名称
- 香川の水辺を考える会
- 連絡先
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〒768−0062
TEL:090−5144−9274
FAX:0875−25−0281
Email:kazuyo-s@sea.plala.or.jp
- URL
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活動の概要
● 趣 旨
有明浜は瀬戸内海沿岸において数少ない白砂青松の優れた自然景観と、広大な干潟に多くの生き物が棲む豊かな生態系を合わせ持った海岸である。多くの人に体験を通して自然保護・保全への意識の向上を図ることを目的とする。
● 内 容
有明浜で干潟の生き物の観察、採取、実験を行う。採取した生き物を会場に持ち帰り種類ごとに名前を調べたり、生態の実験や食物連鎖の元になるプランクトンを顕微鏡を使って観察する。
パンフレット作製は30年ほど前から観察を続けている海浜植物と、5年ほど前から調査している干潟の生き物を1枚にまとめ現地で使用できるものにする。
● 実施日
平成24年8月11日(土)AM8:30〜PM4:00
● 実施場所
香川県観音寺市室本町(有明浜):同市有明町世界のコイン館2F(会場)
● 実施結果と成果
当日は雨天にもかかわらず、幼小学生30人と保護者5人が集まった。講師と地元の中学生5人が前日から活動の準備と実験の予行をし、当日は参加者をリードしてくれた。参加者は鶏肉に集まるアラムシロガイに驚いたり、スナガニの巣穴を石こうで模る作業や巣穴に塩を入れると飛び出してくるマテガイ採りを楽しそうに取り組んだ。会場での実験も興味深々で有明浜の生き物たちに興味を持ち、そんな生き物が棲んでいる有明浜を身近に感じ大切にしようとする気持ちが芽生えた。顕微鏡を使うことで理科教育にも関心が持てた。ほとんどの参加者から来年もやってほしいとの声が聞かれた。
パンフレットは3,000部作成。27種(32枚)の海浜植物と24種(28枚)の干潟の生き物、観音寺松原(5枚 )の写真を載せた。パンフレットは年間300人から500人が有明浜で行う観察会に資料として使用する。又、小中高校が実施するふる里学習や環境学習の資料とする。
(助成額:23.5万円)