- 活動名称
- みんなで いかそう ビオトープ (奈良県)
- 団体名称
- 特定非営利活動法人 山野草の里づくりの会
- 連絡先
- 〒633-0102
奈良県桜井市大字三谷528番地
TEL:0744-48-8105
FAX:0744-44-4334
Email:sanyasou@rondo.ocn.ne.jp
- URL
- http://www.sanyasou.org/
活動の概要
● 趣 旨
全国的に水生動物の棲家が少なくなり、特に里地、里山での状況は深刻な状況です。当会では継続して放置林の手入れと昔ながらの「くろがり」と呼ばれる山裾刈りを行ない、環境の改善維持に取り組んでいます。多くの親子の参加者が、調査を楽しむとともに実態を知って、保護の必要性を感じていただければと思います。
● 内 容
募集した親子を対象に「みんなで いかそう ビオトープ」を毎月実施しました。今回は、子ども22名、大人14名、計36名の申し込みがありました。大小20の池の「ビオトープ池」と復活した溜池と小川、田んぼ、草原を主なフィールドとして、水生動物と昆虫などの調査をしました。大型水生動物(タガメ、オオコオイムシ、ミズカマキリ、タイコウチの4種)のマーキング調査は5月まで継続しました。その後は先生とフィールドを回り、「どのような場所にどのような生き物がいるのか」の視点から調査をしています。子どもたちが見つけた好きな生き物を描く「生き物図鑑づくり」を4月から始めました。
● 実施日
平成24年4月21日、5月20日、6月30日、7月22日、8月18日、9月16日、10月13日、11月18日、12月16日、平成25年1月20日、2月17日、3月17日
● 実施場所
奈良県桜井市
● 実施結果と成果
6月は雨天のため延期した日も雨で実施できず、生き物調査のみ先生とスタッフが実施しました。昨年に比べると、活動に熱心な親子が多く、参加人数が82名から124名となり、51%増加しました。絶滅危惧種のタガメやオオコイムシなどが残っていることと、今年から始めた「生き物調査」と「生き物図鑑づくり」も楽しいようです。先生も熱心で、昆虫などの生き物がどのような場所にいるのか、どのように捕まえるのか、標本の作り方なども詳しく教えていただいています。助成していただいた、ウェーダー(防水つなぎ服)と水網はたいへん役立っていて、子どもたちが自分で身に着け、洗って乾かす様になりました。観察だけではなく、環境を守るために、池の泥上げもがんばってくれました。「生き物調査」の結果を示す「フィールド地図」も描きました。
体験していただいた皆さんが、笑顔で帰って行かれことから、手ごたえを感じています。
(助成額:15.5万円)