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KJB瀬戸内基金・フィリップモリスジャパン株式会社
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活動名称
ホタルが乱舞する素晴らしい唐川の環境をみんなの手で保全しよう! (大阪府)
団体名称
唐川ホタルを守る会
連絡先
〒583−8580
大阪府南河内郡太子町大字山田88
(太子町地域整備グループ内)
唐川ホタルを守る会事務局
TEL:0721−98−5523
FAX:0721−98−4514
Email: tiikiseibi@town.taishi.osaka.jp
URL
写真

活動の概要

● 趣 旨
唐川のホタルが棲む環境の美化・保全活動に取り組む
● 内 容
ホタルは生息する環境の些細な変化にすぐに反応し、少しの変化にも耐えられない生き物です。ここ唐川では自然発生するホタルの保護育成活動を通じ、このすばらしい河川環境を保全するため、本助成金を活かし・護岸内、親水広場の除草・集積・ゴミの回収活動、ヘドロ除去を行いました。又、ホタル観賞会や子供ホタル学習会を通じで、環境のバロメーターと言われるホタルの育成・保護の取り組みについて学習しました。
● 実施日
平成23年4月1日〜平成24年3月30日
● 実施場所
大阪府南河内郡太子町大字山田 砂防河川 唐川上流付近
● 実施結果と成果
・平成23年5月14日
護岸内、親水広場の除草・集積・ごみの回収活動、環境林の整備を実施。空き缶、ペットボトル、菓子袋等を多数回収。又、不燃物の投棄も回収しました。
・平成23年5月24日
ホタルが飛び交う期間はホタルの育成保護対策の一つとして道路の防護柵に遮光幕を張り、行き来する車の照明を遮ります。
・平成23年6月 1日〜20日
ホタル最盛期間中の夜間パトロールの実施とごみの回収。ホタル観賞のマナーを現地で指導。成果が上がり、ホタルを捕獲したり草花を採取したりする行為は年々減少しています。
・平成23年6月6日〜10日
一般公開のホタル観賞会を開催。町内外から延べ1500人が来場された。今年は梅雨入りが早く、大雨にも遭遇したことからほたるの成虫が少なく少し寂しい観賞会となりましたが時折り光る唐川のホタルの淡い光におとなもこどもも夢中になっていました。会場の一角には案内所を設け、ホタルの保護育成活動を通じ、このすばらしい河川環境を保全するための取り組みをPRしました。来場者からは大阪にもホタルが飛びまわる河川があることの感動や、会への励ましの言葉を多数頂きました。
・平成23年8月4日、11日、18日
子どもホタル教室を開催。ホタルの生態、唐川の現地視察、ホタルを守るための取り組みについて地元小学生(1〜6年生)と一緒に環境学習を実施しました。現地ではホタルの幼虫や餌となるカワニナを実際に観察し、子供たちから質問責めに会い、会員は大わらわの状態でした。
・平成23年9月 1日〜15日
護岸内、親水広場の除草・集積・ごみの回収並びにヘドロの除去活動を実施しました。除草は護岸内にはホタルの幼虫やカワニナが育っていることから踏み荒らすことのないように注意します。又、適度に草木を残し、水面に影ができる箇所も設けます。除草によって不法投棄(バイク)が見つかり行政と協力し、処理しました。又、親水広場の低々水路に堆積しているヘドロを除去しました。ヘドロの中からザリガニが見つかり水質が悪化していることを示しています。ヘドロの除去作業は容易ではなく、今後どの時期にどう云う方法で行うかが検討課題です。
・平成23年10月15日
竹内街道灯路祭りに参加・出店。雨天にも拘わらず町内外から大勢の人が訪れ、ホタルが自然発生する唐川の環境の素晴らしさをPR。又、唐川で育つゲンジボタルの幼虫を披露しました。
・平成23年10月31日
先進地の視察研修会を開催。滋賀県米原市の天の川流域のホタル生息地を研修しました。大正時代からのホタルの保護活動の成果によって、今も多くのホタルが幻想的な舞いを見せる一大ホタル発生地となっていることを学んだ。
・平成24年3月8日
護岸内、親水広場の除草・集積・ごみの回収活動を実施しました。又、カワニナが順調に育っていることも確認しました。
・平成24年3月23日
昨年、観察小屋で飼育した幼虫を放流した低々水路では春先にかけて幼虫が土手に這い上がってくるため立入禁止啓発看板を設置しました。

(助成額:11.5万円)

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