活動の概要

● 趣　旨
近年、瀬戸内海周辺地域では、海ごみ問題や、2010年に国際会議が開催された生物多様性問題に対する関心が高まっている。そこで、水島地域の中心を流れる八間川での体験型の環境学習を通じて、川と海とのつながり、私たちの暮らしと自然環境とのかかわりについて学ぶことを目的とした。
● 内　容
①八間川調査隊（6月、8月）　八間川で唯一川面に近づくことのできる大根洗い場をフィールドに、水質調査、生きもの調査、流速調査、ゴミの回収･解説を行った。8月調査では、スライドショー「八間川の生き物」を同時開催した。
②八間川に関する展示（7～9月）　八間川に関するパネル展示とともに、ゴミの問題についての展示を行った。
● 実施日
平成23年6月26日（日）、8月7日（日）、7月22日～9月30日
● 実施場所
八間川（大根洗い場）、東川町公民館、みずしま財団事務所
（岡山県　倉敷市）

● 実施結果と成果
・八間川調査では、生き物等の観察とともに八間川のごみを回収･集計し、これらのごみが最終的には海に流れ込み、海ごみとなることなどを解説した。参加者は、25名（6月）と22名（8月）であった。
・2回の調査で回収したごみは、計8.6kgであった。
・スライドショーでは、生物多様性とごみをはじめとした河川の環境問題についての学びができた。小学生の親子の参加もあり、世代を超えた啓発を行うことができた。
・八間川展示では、水島港まつり（7月30･31日）の参加者や、夏休み中の小学生などが見学に来ており、より広い市民への啓発を行うことができた。

（助成額：２３.４万円）