● 実施日
平成22年4月1日〜平成23年3月31日
● 実施場所
兵庫県姫路市太市地区
大津茂川の流域及び周辺里山里地一帯
● 実施結果と成果
河川ゴミ収集や河畔木伐採の活動は年度を重ねるごとに改善の様子が現れてきました。しかしオオブタクサ刈込み除去は、該当物が減退した後に当初見えなかった植種のセイヨウカラシナが群生。ホタル観察会では直前の大雨が由来し、繭床が流され飛翔数が激減するなど、生育環境を整える新たな思案が生じました。ヌートリアやスクミリンゴガイなど、近年に飛躍的増殖している外来種の弊害についても検証や勉強会を続けています。
子ども達との自然体験学習「川の生物観察」では魚の種が極度に少ないことが分かり、特に顕著なのは回遊魚類がほとんど見受けられないことでした。これは汽水域の工場街で水質が汚濁し、小さな河川故の河口閉塞が及ぼす影響と思えます。
身近な自然環境の内で多様な生物が発しているシグナルを感受し、環境保全の重要さを認識するとともに、一筋縄ではいかない苦汁を実感しています。
上の写真:場 所/姫路市太市中 中村橋付近
地域の小学校(三年生)の自然体験学習「川の生き物観察」を行いました。地域の川の現状「生物多様性」低下が、今後の活動に様々な課題を提示します。
(助成額:15万円)