活動の概要

● 趣　旨
石川の自然を損なっている放置竹林の手入れや、大阪府全域での川の大清掃への参加を通じて美しい自然景観を取り戻し、同時に生き物の観察調査や植生管理のあり方の検討や「石川こども自然隊」「石川流域フォーラム」の開催を通じて、川の自然景観・環境を継続的に守り育てる。
● 内　容
放置竹林の間伐および石川大清掃に参画するとともに、昆虫、カヤネズミ、植生等の観察調査を行い、今後の河川管理の方向を検討する。また、地域の小学生向けの自然体験活動「石川こども自然隊」を毎月１回開催し、以上の活動成果を「石川流域フォーラム」で発表する。
● 実施日
平成２２年４月１日～平成２３年３月３１日
● 実施場所
大阪府営石川河川公園

● 実施結果と成果
・放置竹林の間伐および石川大清掃：６月５日にタケノコ刈り（53名参加）、３月６日に石川大清掃への参加と竹林伐採作業（46名参加）を実施した。
・生き物調査：５月２５日、１１月２５日にカヤネズミ調査（４名）、６月５日にミゾコウジュ観察会（53名）、８月２５日に水生生物観察会（20名）、９月２０日、２月１６日に公園の草地調査（６名）を実施した。
・石川こども自然隊：毎月１回開催し、生き物観察や自然工作などを実施した（延べ357名）。
・石川流域フォーラム：３月１２日～３月２１日に石川の生き物写真や実物標本等を展示。１年の活動成果の発表を行うとともに、石川の植物の講演会や他団体との交流会を開催した（272名参加）。以上の活動は、行政や地元自治会、緑の少年団等との協働で実施した。放置竹林の手入れやゴミ清掃により美しい自然景観の回復が図られたとともに、子供たちへの環境教育や石川流域の他団体との交流など広く地域への啓発や今後の活動継続の体制を強化できた。

（助成額：１６万円）

● 今後の活動（予定）
放置竹林の手入れは毎年行うことが必要であり、来年以降も行政や地元自治会と協力して実施する予定である。また、カヤネズミ、昆虫、水生生物、ミゾコウジュ、草地などの観察調査も継続してデータを蓄積することが重要なため、来年以降も定期的に実施していく。石川こども自然隊も継続実施するが、参加希望が非常に多いためスタッフの募集を強化する。石川流域フォーラムについても同様に、テーマを替えながら毎年開催する予定である。