22-23
KJB瀬戸内基金・フィリップモリスジャパン株式会社
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活動名称
環境リーダー養成講座の開催および生きものMAPの製作事業  (徳島県)
団体名称
NPO法人とくしま有機農業サポートセンター
連絡先
〒773−0018
徳島県小松島市櫛渕町字間町11−4
小松島有機農業サポートセンター内
TEL:0885−37−2038
FAX:0885−37−2038
Email:info@komatushimayuuki.jp
URL
http://www.komatushimayuuki.jp
写真

活動の概要

● 趣 旨
農業の近代化に伴う用水路のコンクリート化や農薬や化学肥料による化学物質汚染によって、地域の生態系が著しく劣化し、地域を流れる川は自然の浄化機能を失い、カエルが鳴き、ホタルが舞い、小川で子どもたちがとった魚が夕食のおかずになるという「ふるさとの風景」が失われてしまいました。農家の近代化によって失った「ふるさとの風景」を農家の手で再び取り戻したいと、小松島市では市と地元JAと地元農業者と地元企業などが参加し、当NPOが中心となって、かつての生きもののにぎわいのある風景やくらしを取り戻すために、環境負荷の少ない有機農法などを積極的に取り入れ、生物の多様性を守る農業の取り組みをはじめています。この取り組みを今後、農業者だけの取り組みだけに終わらすのではなく、広く市民運動として広げていくために、今年度の目標として、環境保全の取り組みを広く市民に普及啓発する能力を有し、環境を守る知識と技術を取得した人材「地域の生物多様性向上環境リーダー」の育成を行うことにしました。また、この地域の生物多様性向上環境リーダーを中心に市民参加型で地域の生きものの生息状況調査を行い、その調査結果をもとに、地域の環境保全活動の基礎となる資料として「生きもの地図」を作成し、この地図を基礎に地域の環境保全運動の課題と目標を再検討し、かつての生きもののにぎわい豊だった田園風景を取り戻し、または新たに作り出していくことを計画しています。
● 内 容
(1)地域の生物多様性向上環境リーダー養成講座の開催
・環境保全についての知識、生きものの調査手法、水質調査技術、イベントのときの安全管理技術、環境学習会などを開催する知識などを学習し生態系を豊かにするという観点から、地域の環境保全活動をするリーダーを育成する。
(2)市民参加型の具体的な生きもの調査の実施
・親子で参加できように子どもの夏季休暇中に実施する。
(3)生きもの地図の作成
・調査結果を元に生物の生息分布地図を作成し、地域の環境保全の課題を明らかにし、今後の環境保全活動の目標を定め、具体的な行動方針をつくる取り組みをする。
● 実施日
平成22年4月25日、5月2日・29日、6月27日、
7月25日、8月29日、9月26日、10月31日、
11月28日、12月26日、平成23年1月29日、
2月20日、3月27日
● 実施場所
小松島有機農業サポートセンター、小松島市の水田、
勝浦川河口干潟等
(徳島県 小松島市、徳島市)
● 実施結果と成果
(1)環境リーダー養成講座(6回開催)6名の環境リーダーを養成する。
(2)市民参加型の具体的な生きもの調査の実施(6回開催)
(3)小松島市生物多様性農業推進協議会と協力し、小松島市4カ所の田んぼの生きもの調査を実施(4回開催)
(4)生きものMAP製作検討会(6回開催)
 参加者の意見を元に、身近な生きものとのふれあい体験を聞き取り調査し、地域社会は自然のめぐみをどのように活かしているのかというテーマのもと、歴史、風土、地理などを多角的に調べるフィールドワークを行い。その結果を『生きものがたりMAP』にまとめた。

(助成額:15万円)

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