22-18
KJB瀬戸内基金・フィリップモリスジャパン株式会社
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活動名称
“芦田川 水辺の学び舎”事業 (広島県)
団体名称
芦田川環境マネジメントセンター
連絡先
〒720−8555
広島県福山市西町2−10−1 福山商工会議所ビル1F
エフエムふくやま内
TEL:084−920−8777
FAX:084−920−8778
Email:aemc@fm777.co.jp
URL
http://fm777.co.jp/pc/aemc/index.html
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活動の概要

● 趣 旨
 流域の子どもたちを対象に、芦田川をフィールドとした水辺体験学習会を実施することで、水辺の生き物とのふれあいや水質調査等を通じて、水環境への関心・興味を高めるとともに、その大切さを伝える。また、子どもたちで作成する「芦田川さかなマップ」について、更なる啓発活動への活用を図る。
● 内 容
 水辺体験学習会は、芦田川上流の府中大渡橋、支川出口川の2地点において、流域の小中学生を主対象に実施した。調査内容は、生物や水質の専門家等を講師とした、生き物調査(魚とりと同定、水生生物調査)と水質調査(透視度計測、パックテスト:COD、リン、窒素)。また調査結果は、「芦田川さかなマップ」としてとりまとめるとともに、ホームページ等で公表した。
● 実施日
平成22年10月11日(月・祝) ※水辺体験学習実施日
● 実施場所
芦田川・府中大渡橋、出口川(広島県府中市)
● 実施結果と成果
・参加者数69名(子ども28名、大人(スタッフ含)41名)
・生き物調査では、芦田川の府中大渡橋では9種類の魚と10種類の水生生物、出口川では9種類の魚と17種類の水生生物が確認できた。カワムツ、ムギツクなど、比較的きれいな水質にすむ生き物がたくさん見つかり、府中大渡橋では貴重種のギギがたくさん見つかった。
・水質調査では、2地点とも透視度は高いが、生活雑排水などの汚れの度合いを示すCOD(化学的酸素要求量)や川の汚れ具合の目安となる亜硝酸やリンなどの測定結果については、2〜3日前の降雨等の影響を受け、平常時よりも若干高い値であった。
・調査結果は、子どもたちが、川の様子や、捕まえた魚の生態、調査の感想などを、魚のイラストとともに模造紙にとりまとめた。また、その資料をもとにレイアウト等を事務局で調整し、啓発資料「芦田川さかなマップ」としてホームページ等で公表した。
・参加者から、“いろいろな魚がとれてよかった”、“魚のとり方や様々な種類の魚がいることを勉強できた”、“魚だけでなく、水生生物についても新たに知ることができた”、“まだまだ芦田川もすてたものではないなと感じた”、“子どもが楽しく川や魚について学べたのでよかった”等のご意見をいただくなど、一定の啓発効果が確認できた。

(助成額:29万円)

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