22-15
KJB瀬戸内基金・フィリップモリスジャパン株式会社
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活動名称
生き物にやさしい清掃活動
 〜干潟の漂着ゴミ回収のための調査と実践 (岡山県)
団体名称
NPO法人岡山淡水魚研究会
連絡先
〒702−8021 岡山市南区福田194
TEL:090−3747−2057
FAX:086−251−9848
Email:moritie@gmail.com
URL
写真

活動の概要

● 趣 旨
「日本の重要湿地500:永江川河口」で湿地生物棲息環境への負荷を抑えたゴミ回収を実践する。これに先立ち、一定量のゴミ回収に伴う干潟生物(貝類、カニ類等の無脊椎動物)の消失量(種数と個体数)を調査する。この調査に基づいた「生き物にやさしいゴミ回収マニュアル」を作成して清掃活動を行う。湿地の消耗に配慮するため、「清掃活動」そのものは、秋季1回を予定している。この清掃活動の呼びかけの方法として、地元(乙子地区および太伯小学校区)住民を中心に、ビデオ教材等を用いた湿地紹介イベントを開催する。このほか、吉井川の中上流域の人々へも参加を呼びかける。
● 内 容
「日本の重要湿地500:永江川河口」で湿地生物棲息環境への負荷を抑えたゴミ回収を実践。湿地内の一定量人工ゴミの中に棲息している湿地生物量(同量のゴミとともに消失すると考えられる生物量)を調査。湿地教室では、当該湿地の多様性と、上記のゴミ内の生物量調査結果を報告しながら、湿地が抱えるゴミ問題の複雑さについて講義。活動趣旨(ゴミ回収による湿地環境への負荷とそれを最小限に抑えた日程の設定等)を11月28日の美化活動の際にも行い、湿地ゴミの複雑な現状を伝える工夫をした。干潟教室や報告会、当日の参加には湿地がある町内以外からの参加もあり、貴重な湿地と課題について知らせる機会となった。
● 実施日
2010年4月〜8月 ゴミおよび生物調査
2010年8月5日、6日、11月7日 湿地教室(湿地の生き物のビデオ上映)
2010年11月28日 「ゴミ回収マニュアル」による清掃活動
2011年2月13日〜23日 ゴミ回収報告会(ビデオ上映会)
● 実施場所
2010年4月〜8月 永江川河口湿地
2010年8月5日 永江川河口湿地、岡山デジタルミュージアム
2010年8月6日 岡山デジタルミュージアム
2010年11月7日 岡山市西大寺公民館
2010年11月13日 ラグリマ
2010年11月28日 永江川河口湿地
2011年2月13日〜23日 カフェギャラリ茶蔵
● 実施結果と成果
2010年8月5日 参加10名
2010年8月6日 参加20名
2010年11月7日 参加33名
2010年11月13日 参加20名
2010年11月28日 参加50名
2011年2月13日〜23日 参加5〜10名/日

2010年11月28日回収ゴミ実績
所要時間:1時間30分
回収ゴミ:312kg、90Lゴミ袋90袋(このほか、タイヤ、こたつ、車のバッテリ、農薬袋に入った浚渫土4個、テレビ2台)ほか

(助成額:16万円)

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