- 活動名称
- “川・森は海のベスト・パートナー”フォーラム開催事業 (兵庫県)
活動の概要
● 趣 旨
山・森・川・海はそれぞれが独立したものではなく循環した相互に影響をおよぼしあっている環境であるということを総合的に考えて貰って理解の促進を図る。
● 内 容
川は川、森は森及び海は海というようにそれぞれが美化・環境整備活動を行っており、里山作りや美しい海岸の砂浜作りなどがそれぞれ別々の目的を持って行われているためこの循環を理解してもらうための啓発促進にフォーラムを開催した。
● 実施日
平成20年2月9日(土)
● 実施場所
三田市立まちづくり協働センター(兵庫県三田市)
● 実施結果と成果
自然環境保全などに興味を持つ市民及び市民団体等関係の25名の参加者があり、講演として、里山作りや平谷川においてホタルの繁殖のため環境美化・環境整備を行って成果を上げている方から、里山での整備活動状況や平谷川でえさであるカワニナの放流、天敵であるザリガ
ニの駆除、ホタルの幼虫の放流や6月のホタルの飛んでいる様子の観察会などの活動状況や里山・川の相互に支え合う効果等や、また、有機栽培の農園を開設して地産地消の環境に優しい農業を展開しているNPOから、農業が川や海に対してどのように影響し合っているのか、特に農薬の影響について意見や、海の牡蠣を守るためには上流地域の森林保護が重要であるとの実践例である宮城県気仙沼の漁民仲間とともに山に広葉樹を植える「森は海の恋人」運動をあげて説明・意見があった。
さらに、市民として行政にも詳しい方から、里山・川・農業の関連について市民の立場と共に三田市などの行政の取組について説明・意見をいただいた。これらの説明・意見を踏まえての話し合いの中で会場に来られている参加者から、海も地域の里山・農地・川に深く結びついているとのことが判り、水辺環境の大きな枠組みを理解するきっかけとなったとの意見をいただき啓発促進を行うことが出来たと考えています。
(助成額:17万円)