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和名 | アイナメ |
網 | 硬骨魚 |
目 | カサゴ |
科 | アイナメ |
学名 | Hexagrammos otakii |
地方名 | アオコ(大阪、兵庫):幼,アブラメ(瀬戸内一般),アブラメン(岡山、広島),オツムギ(大阪、大分),シンコ(兵庫):幼,スクモ(岡山),スゲ(岡山、香川),ツムギ(大阪、兵庫),モミダネウシナイ(山口、愛媛) |
分布 | 日本各地 |
説明 | 体は長い紡錘形で、やや体幅があり、口は大きくありません。体側に側腺(水の流れなどを感じる線のような器官)が5本あるのが特徴で、他に頭の後方に小さな皮弁(ヒラヒラした付属物)があること、尾鰭の先が直線であることなどで他のアイナメ属と区別できます。体色は一般に淡褐色〜茶褐色ですが、生息場所により暗緑色や灰色などに変化し、体側に不規則な模様があり、周辺にとけ込むような配色になります。着底前の稚魚は鮮やかな青緑色を呈します。全長60p前後にまでなり、日本各地沿岸の岩礁域、藻場、砂地などに広く生息し、主にワレカラ、ヨコエビなどの小型付着動物をつついたりかじり取るようにして食べます。産卵期は冬で、この時期の雄は体色が変化し、橙黄色になります。受精卵は粘着性が強く海藻の茎や岩場に団子状に固まって付着し、ふ化するまで雄が守ります。水産上重要種で、釣り、刺し網、底曳き網、延縄、カゴなどで漁獲され、刺身、塩焼き、鍋物、煮付け、唐揚げ、味噌漬けなどとして賞味されます。 |
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