和名 カナガシラ
硬骨魚
カサゴ
ホウボウ
学名 Lepidotrigla microptera
地方名 カナ(愛媛),カナド、カナンド(兵庫),ギシ(徳島),ホウボウ(岡山)
分布 北海道南部以南,東シナ海
説明 体はホウボウとよく似ていますが、口が短くやや寸詰まりといった感じです。頭はホウボウと同じく骨盤に覆われており、非常に堅く口先に小さな突起がみられます。この頭の固さが名前の由来になっており、漢字では「金頭」と書きます。体色は上半分が赤色で、下半分は白色です。胸鰭は大きく、内側は一様に橙色で、ホウボウほどきれいではありません。また、胸鰭の下方の軟条が離れて足のようになっており、砂底を歩くようにして餌を探します。全長30p前後で、北海道南部以南の沿岸砂泥底に生息し、主に甲殻類を食べます。主に底曳き網で漁獲され、瀬戸内海でも珍しくはありませんが、漁獲量がまとまらないため市場に出回る数は少ないようです。肉は白身で美味しく、塩焼き、椀種、煮付けなどで賞味されます。

(C) IDEA Co., Ltd. 1999 All Rights are reserved.