浜辺の観察教室 最終更新日:平成17年3月15日
 
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周囲の環境
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自然が先生、浄化施設 水族館の水槽では、ろ過によって水をきれいにしています。
    水槽では同じ水を長時間使うため飼育している生物の排泄物や、餌の残りなどで水質が悪化したり、ゴミなどによってにごってきます。自然の海や川ではバクテリアやプランクトン、水草や海藻などによる自然の浄化作用があり、水質の悪化などをうまくふせいでいます。ところが水槽では、自然の浄化作用に変わるものを作ってやらなければいけません。それがろ過槽なのです。
このような重要な働きをするろ過槽が、水族館の裏方で活躍しているからこそ、たくさんの生物を健康に飼育することができるのです。
      
アオサの異常繁殖には注意 神社の周りの緑のジュウタンはアオサです。この海藻も増えすぎるとたいへんです。
  富栄養になった海域では、多くの海藻よりも成長の速いアオサ類がほかの海藻の生育を押さえて異常繁殖し、海を覆ってしまいます(浅い海底に一種類の海藻が大発生する現象を"グリーンタイド"といいます)。

アオサが大量発生すると干潟にうちあげられて幾重にも積み重なります。

下のほうの海藻は(死んでしまい)やがてくさり始めます。

海藻がくさると白い砂浜が黒みを帯びてくさいにおいが発生します。

このような状態は、生物の生息環境にも影響しますが、観光資源としても大きなイメージダウンです。
潮の満ち引きを実感


時間が経つにつれて潮が引いていくのがわかります。
    瀬戸内海のほとんどの場所では一日にほぼ二回の規則正しい海面の昇降がみられます。これは、地球の運動(自転)と月や太陽との運動が関係して生じる現象です(起潮力[きちょうりょく]といいます)。よく聞く、大潮[おおしお]や小潮[こしお]という現象は、地球、月、太陽の位置関係と起潮力によって引き起こされます。
  宮島では、潮の高さ(潮位[ちょうい]といいます)によって厳島[いつくしま]神社の景色が変って見えるために直感的に意識しやすいのではないでしょうか?宮島では潮位の高さの差が平均で2m、大きいとき(大潮のとき)では3m近くになることもあります。厳島神社が海に浮かんで見えるのは、潮位が250cm以上です。大鳥居まで歩いて行けるのは、潮位100cm以下、潮干狩りに適しているのは、潮位40cm以下と覚えておくと便利です。
魚 vs クラゲ 海の富栄養化の度合いを肌で感じることができる方法のひとつです。
    かつて広島湾でクシクラゲの分布調査を行なった結果、富栄養な湾奥部へ向うにつれて出現量が次第に高くなることがわかりました。ミズクラゲやクシクラゲの仲間は動物プランクトンを巡って魚と競合しています。さらに、彼らは魚卵[ぎょらん]や仔稚魚[しちぎょ]を食べる、魚類の敵ともいえます。
  富栄養化が進み、ミズクラゲやクシクラゲが大量発生すると魚が減る可能性もあります。ミズクラゲは、皆さんの行く海水浴場でも普通にみられるものなので、以前と比べて増えてきたか減ってきたか調べてみてはいかがでしょう。
 

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