25-20
KJB瀬戸内基金・フィリップモリスジャパン株式会社
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活動名称
中津干潟における河口域の水環境調査 (大分県)
団体名称
特定非営利活動法人 水辺に遊ぶ会
連絡先
〒871-0024
大分県中津市中央町2-8-35
TEL:070-5489-7679
FAX:0979-23-5320
Email:mizube1999@yahoo.co.jp
URL
http://www.max.hi-ho.ne.jp/y-ashikaga/
写真

活動の概要

● 趣 旨
中津干潟へ流入する河川の河口域は複雑な地形が形成され、様々な生物が生息している。このメカニズムを知り、保全につなげるための環境調査を実施した。
● 内 容
対象地域 舞手川河口・蛎瀬川河口・中津川河口
@事前調査:カブトガニ等の生息状況調査
A湧水調査:湧水採集装置を制作、湧水の採集、湧水量・塩分濃度・溶存酸素等の計測
B補足調査:地形調査・土壌調査
● 実施日
平成25年6月23日(日)〜平成26年3月15日(土)
● 実施場所
中津干潟(大分県中津市沿岸)
対象地域 舞手川河口・蛎瀬川河口・中津川河口
● 実施結果と成果
・今回、指導していただいた湧水の調査方法は、身近な素材を工夫して利用する事で、予算をかけずに実施することができる手法であった。また、誰にでもできる上、結果がその場で目に見えることから、啓発としても良いツールであると思われる。
・中津干潟の沿岸で湧き出している水は、@干潮時に地面に浸透した海水が満潮時の圧力で湧き出したもの、A沿岸近くの陸水が地中に浸透し、じわじわと湧き出したもの、の二つのパターンがあると推測した。これらについては、観測点を増やし、現地調査を重ねたり、採集した湧水の分析などを行う必要がある。しかしながら、沿岸の泥質干潟が健全な状態を保ち、カブトガニをはじめとする底生生物が多数生息する環境であることの要因の一つとして、湧水による酸素の提供が関与していることは明らかになったのではないかと考える。
・背後地の水田や松林、砂浜や湿地などもまた、水の涵養や干潟面への酸素やその他の物質の提供という意味で重要な場所であることが推測された。

(助成額:19.4万円)

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