- 活動名称
- @第10回香川自然博物館
A「指標生物一覧表」シートの作成 (香川県)
- 団体名称
- 香川の水辺を考える会
- 連絡先
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〒768-0062
香川県観音寺市有明町3-31
TEL:0875-25-0281
携 帯:090-5144-09274
FAX:0875-25-0281
Email:kazuyo-s@sea.plala.or.jp
- URL
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活動の概要
● 趣 旨
有明浜は瀬戸内海沿岸において数少ない白砂青松の優れた自然景観と、広大な干潟に多くの生き物が棲む豊かな生態系を合わせ持った海岸である。多くの人に体験を通して里海に関心を持ち、瀬戸内海の環境保全への意識向上を図ることを目的としている。
● 内 容
@ 有明浜の干潟の生き物の観察、採取すると共に特に岩礁域で「指標生物一覧表」{暫定版}を使い指標生物の調査をし、それをもとに有明浜の水質、生物環境を判定する。
A 香川大学一見准教授の協力を得て「指標生物一覧表」を現場で使えるようパウチ加工したものを作成する。
● 実施日
平成25年 7月20日(土)
● 実施場所
香川県観音寺市室本町(有明浜)
香川県三豊郡豊中町(香川県立笠田高等学校の実験室)
● 実施結果と成果
@ 当日は晴天に恵まれ、幼児5人、小学生21人、中学生2人、高校生4人 、一般13人、香川大学から教授や院生18人など総勢70人で実施。香川大学の一見先生の指導の下、参加者は5班に分かれそれぞれに香川大学院生が2〜3人付き添って、生き物の観察や採取を行った。砂浜でカニを追いかけたりマテガイ採りに興じる子どもたちの弾んだ声を聞きながら、磯では指標生物の調査という専門的な調査を行った。その後、笠田高校の実験室に移動して、採取した生き物の名前を図鑑で調べたり、どんな生き物がたくさんいたか等を話し合った。又、顕微鏡を使ってプランクトンの観察をして食物連鎖の話につなげた。最後に生物調査を記録シートに記入して水質や生物環境を評価し、有明浜は水質=きれいな海、生物環境=豊か、という判定が出た。参加者から「有明浜はいいですね。また来ます」や「来年もやってほしい」の声が多く寄せられた。
A「指標生物一覧表」【暫定版】は有明浜で見つからなかった7種の写真を一見先生から頂き、現場で使用できるようにパウチ加工で仕上げた。本来なら指標生物20種が決定して作成するべきだが、現在20種を選定中で今年度中に間に合わないかもしれないので【暫定版】として作成した。
(助成額:28万円)