● 実施結果と成果
・参加者数84名(子ども36名、大人(スタッフ含)48名)
・生き物調査では、芦田川の府中大渡橋では10種類の魚と11種類の水生生物、出口川では8種類の魚と10種類の水生生物が確認できた。カワムツ、ムギツクなど、比較的きれいな水質にすむ生き物がたくさん見つかり、出口川では貴重種のメダカが見つかった。
・水質調査では、2地点とも透視度は高いことが分かった。また、生活雑排水などの汚れの度合いを示すCOD(化学的酸素消費量)や川の汚れ具合の目安となる亜硝酸やリンなどの測定結果についても、概ね良好な結果となった。
・調査結果は、子どもたちが、川の様子や、捕まえた魚の生態、調査の感想などを、魚のイラストとともに模造紙にとりまとめた。また、その資料をもとにレイアウト等を事務局で調整し、啓発資料「芦田川さかなマップ」としてホームページ等で公表した。
・参加者から、“普段ふれる事のない生物にふれて良い体験ができた。”“自分で魚をつかまえたことは今までなかったし、つかまえ方も分かったのでよかった。”“こんなに多くの魚が、簡単に取れるとは思わなかった。”“魚をとるだけでなく、さかなマップを作ったり、調べたり、親も子も楽しく勉強できた。”“こういう機会に川遊びの体験が親子でできてよかった。”等のご意見をいただくなど、一定の啓発効果が確認できた。
(助成額:19.7万円)