活動の概要

● 趣　旨
春木川河口部に生息するカニの生態と種類、川の環境や大阪湾との関連を体験的に学習する。関係行政機関と協働して春木川・轟川の環境を改善し、うるおいのある地域づくりを進める。
● 内　容
　流域８小学校及び構成団体の小学生と保護者を対象に、春木川河口部に生息するカニを釣りながら、カニの種類やオスメスの見分け方、巣穴の観察、生態による大阪湾や河川の環境との関連などについて体験的に学習する。
　源流から河口まで、およそ11kmを市民多数の参加で一斉に清掃する。
● 実施日
カニ釣大会／平成２１年７月１８日、平成２１年８月１日
一斉清掃／平成２１年１０月２５日、平成２２年３月１４日
● 実施場所
カニ釣大会／春木川春木橋下流右岸干潟部
一斉清掃／春木川・轟川全川

● 実施結果と成果
　カニ釣大会には170名（小学生96名）が参加。カニの生態、海や河川環境との関連を体験的に学習したことにより、環境改善意識が高揚、一斉清掃に参加するファミリーが増えてきました。また、本体験学習を夏休みの自由研究としてまとめた子どもも。なによりもファミリーの絆や参加者間の交流が深まりました。
　一斉清掃には延べ2,065人が参加。6.8トンのごみを回収しました。継続した本取り組みによって、流域市民の環境保全意識が高揚、次の目標として「ホタルの再生」を掲げるようになりました。また、関係行政機関との協働の重要性や、山、川、海は一つとする広域的な環境改善の必要性を考えるようになってきました。

（助成額：１２万円）