エスコープ大阪は大阪府岬町の人工海岸で、都市生活生協は明石大蔵海岸、西宮御前浜、甲子園浜で多くの子供達が調査に参加してくれている。海岸線が殆ど埋め立てられ、わずかに残った自然海岸や人工海浜での調査のため、確認される生物数は少ないが、それでも参加してくれた子供達の好奇心に満ちた目と楽しそうな笑顔が継続の力をくれる。
産廃不法投棄を闘った香川県豊島ではアースデイの行事の一部として北海岸の調査が行われている。不法投棄産廃の汚染水が遮水壁で遮断され、環境が回復したことを確認した。
香川県観音寺では夏休み行事として生物調査の報告会と、海岸に出向いての生物調査がセットで企画され、毎年家族連れでの参加が増えている。
岡山県瀬戸内市ではハクセンシオマネキの繁殖を確認、初めての観察会を実施した。
愛媛県松山市中島町では有機農産生協の組合員家族が、夏休みの海水浴とキャンプの集いに海岸生物調査を取り入れ、調査前には地元で採れたサザエや野菜でバーベキューもあり楽しい調査となっている。見る・探す・触る、そして食べる。創意工夫が広がっている。
上の写真:2009年8月2日 香川県観音寺市余木崎
(助成額:12万円)