- 活動名称
- 須磨海岸の付着生物の採集と観察会 (兵庫県)
活動の概要
● 趣 旨
地球環境の変化や公共事業によって、須磨海岸では生態系の変化や海域汚染がすすみ環境問題が深刻化している。
須磨海岸の生態系・環境問題に関心ある兵庫県内の小中高校の先生方や、教育関係者及び児童・生徒・学生が参加して、須磨海岸の付着生物の採集と、採集した生物の観察会を開催し、生態系の変化および海域汚染等の環境問題を水族園学芸員と共に学び、研修を深め、関心を高める。
● 内 容
須磨海岸の人工護岸等に付着して生活する動物や、その隙間に生息する生きものは意外に多種多様であり、海産動物は大きくプランクトン(浮遊性)、ネクトン(遊泳性)、ベントス(底生性)に分けることができ、須磨海岸の生物の採集と観察会では、比較的採集がしやすいベントス類のうち、付着生物類をとりあげた。また付着生物の採集と観察を通して、海の生きものと環境の関係を知り、データベースとして残し、教材等で活用した。
● 実施日
①平成21年5月9日(土)、②平成22年3月20日(土)
● 実施場所
須磨海岸及び須磨ヨットハーバー
(兵庫県神戸市)
● 実施結果と成果
須磨海岸の生物・環境問題に興味・関心ある兵庫県内の小中高校の先生方や、教育関係者及び児童・生徒・学生が参加して、須磨海岸の付着生物の採集と観察会を神戸市立須磨海浜水族園で開催することで、生態系の変化および海域汚染等の環境問題を水族園の職員と共に学び、研修を深め、関心を高めることができた。
また、須磨海岸の一定の場所・日程で付着生物の採集と観察会を毎年継続して実施することで、須磨海岸の生態系の変化や海域汚染の状況をデータベースとして数値で残し、活用することができた。
(助成額:10万円)